被せ物の種類について|福岡市東区千早の歯医者・歯科|つだ歯科クリニック|香椎宮前駅

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被せ物の種類について

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2025年9月16日

こんにちは。
本日は被せ物の種類について少し触れたいと思います。
虫歯治療や根管治療の後に被せ物をすることがありますが、再治療にならないためにも高精度な被せ物が重要となってきます。どんな素材を選ぶかによって、見た目・耐久性・費用などに大きな違いが出てきます。今回は、保険適用と自費治療、それぞれの被せ物の特徴についてご紹介します。

・保険適用の被せ物
保険診療で使用される主な素材は以下の2つです。
銀歯(メタルクラウン)
長年使われてきた金属製の被せ物で、奥歯に使用されることが多いです。強度があり、費用も抑えられますが、見た目は金属色のため、口を開けたときに目立ちやすいというデメリットがあります。また、金属アレルギーのリスクや、歯ぐきとの境目が黒ずんで見えることもあります。
CAD/CAM冠(キャドキャムかん)
近年、保険診療でも使用されるようになった白い被せ物です。レジン(樹脂)とセラミックを混ぜた素材を、コンピューターで設計・加工して作られます。見た目は白く、銀歯よりは目立ちにくいですが、天然の歯のような透明感はありません。
また、変色しやすく、表面がザラつきやすいため、プラーク(歯垢)が付着しやすい傾向があります。これが口臭やむし歯、歯周病の原因になることもあります。耐久性も金属に比べるとやや劣り、欠けたり割れたりすることもあるため、使用部位には制限があります。

・自費診療の被せ物
保険外診療では、より見た目が自然で耐久性の高い素材を選ぶことができます。代表的なものは以下の2つです。
ジルコニア
人工ダイヤモンドの原料にも使われる非常に硬くて丈夫な素材です。白く自然な見た目をしており、変色や摩耗に強いため、奥歯にも安心して使用できます。金属を一切使わないため、金属アレルギーの心配もありません。
e.max(イーマックス)
ガラス系セラミックで、自然な透明感と色調が特徴です。特に前歯など、審美性が求められる部分におすすめです。強度も十分あり、適切な部位で使えば長期間美しさを保つことができます。
どちらも見た目・耐久性・衛生面で非常に優れていますが、保険が適用されないため、費用が高額になるという点がデメリットです。しかし、長い目で見ると、再治療のリスクが少なく、快適に過ごせるというメリットがあります。

まとめ
被せ物には、保険適用の銀歯やCAD/CAM冠、自費診療のジルコニアやe.maxなど、さまざまな種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、どれが適しているかは患者さんのご希望やお口の状態によって異なります。
「なるべく安く済ませたい」「見た目を重視したい」「長くもたせたい」など、気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。

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